師走の候となりました。
忘年会や大掃除などが一年を振り返る機会を与えてくれます。
今年は元号が新たになるスタートの年
私は5月に腰を痛めて入院してしまい、
見事にスタートダッシュ失敗です。
しかも冬になっても腰痛が治らず、大変な一年となりました。
大変といえば門真市の人口問題です
この先5年で約800人の0~5歳児が減少する統計結果を聞きました。
これは毎年160名定員の園が1園ずつ空っぽになっていく恐ろしいスピードです。
(毎年柳町園が1園ずつ空っぽになるイメージ)
門真市は市内各園に次年度4月の定員受け入れに関して、
「4月1日時点で定員を超えて受け入れない」ように連絡を入れました。
これを受けて、柳町園も次年度の1歳児の受け入れを6名減少することになりました。
これまで門真市は待機児童対策に奔走し、私たち園も協力してきました。
(1歳児を最低基準を順守したうえで6名受け入れをしてきました)
ところがこの2年間で小規模保育園と
企業主導型保育園(無認可保育園)が多数設置され
市の待機児童状況が大きく変化しました。
令和1年12月の時点で門真市の待機児童は完全に解消されています。
そして、定員割れをしている園がでています。
特に小規模園と無認可園は定員割れの園が多い傾向にあります。
門真市から児童が少なくなることにより、
今後一時預かり保育事業を停止する園が出てくる可能性があります。
いえ、閉園する園が出てくる可能性も十分あるでしょう。
公立園では乳児の受け入れを調整しているようです
ですが、悪いことばかりではありません。
これは保護者にとって門真市は「入園しやすい町」なのですから。
子育て世代にはうれしいことといえますね。
「大阪府で子育てするなら門真市!」と
いいアピールをして人口がどんどん増えることを期待します。
さて、衝撃的な未来を悲観していては、いつまでも前に進めません。
柳町園は今年もいくつものも「新しい」をスタートをしてきました。
施設見学ではたくさんの園を見せていただき、多くの新しい学びをいただきました。
受け入れてくださった保育園、こども園、幼稚園の皆様、ありがとうございました。
研修会にも参加して、保育者としてのスキルアップに積極的に取り組んだ一年でした。
中でもG3保育環境研究会の研修では、全国から70名以上の乳児保育担当者が集まり、
各園で行われている「丁寧な保育」について事例発表をしながら共に学びあいました。
毎週行われる乳児会議、幼児会議での話し合いは
保育の共有と振り返り、そして前進につながりました
振り返ると園の内外から多くの学びを受け取った1年でした。
「たとえ明日世界が滅びようとも、私は今日リンゴの木を植える」
誰の言葉なのかわかりませんが、
柳町園を開園して以来、何度も私を助けてくれた言葉です。
たとえ
門真市の人口が減少しようとも、園がつぶれていくリスクが増えても、
私たちは
子どもに最善の環境を用意して、素敵な保育を目指し続けます
令和2年も真摯にそして誠実にリンゴの木を植え続けていきます。
今年1年柳町園を支えていただきありがとうございました。
ご家族で素敵な年末年始をお過ごしください。
|