12月は一年を振り返る月。
除夜の鐘が終わりと始まりを告げるまで、指折り数えるまでになりました。
今年はアベノミクスの恩恵を(個人的にですが)あまり受けることができず、ストーカー、殺人、虐待など暗い話題が当たり前のように連日報道され、台風や自然災害が多く、特に猛暑はひどかった・・・。
そして、震災復興が大きく進まないまま、ニュースの扱いがどんどん小さくなりました。
振り返ると1年。
こんな時代を生きている私たちの世界で、全てを解決してくれるヒーローや魔法使いといった魅力的なスターを、待ち望んでいても・・・やはりあらわれてくれません。
事件や事故そして災害など、不幸は連なり、たたみかけるように私たちに降りかかり、世界はドンドン厳しさに向かっている気さえします。
しかし、あえて言うならば決してそんなことはありません。
「人間は、物事それ自体によってではなく、彼らがこれに関していだいているところの考えによって苦しめられている」
フランスの哲学者モンテーニュの言葉です。
悲しいニュースで悲しい心になってはいけない。
辛い事象に心を辛くしてはいけない。
それはつまり、自分の心の在り方は自分が決めることができるということ。
だから拾い集めるのです。
この一年間の素敵なエピソードを。
子どもたちの笑顔があふれていた。
保護者の笑顔がうれしかった。
保育士の笑顔が助けてくれた。
たくさんの人が柳町園に見学に来られた。
新しい友人との出会いと語らいは貴重な経験となり、
困難を越えて家族とのきずなも深まりました。
そうです。
この1年、私の周りにはこんなに素敵なエピソードに溢れていました。
あなたにも、そしてあなたの愛する人にも、きっとこの1年は素敵なエピソードで溢れていたことでしょう。
世界の半分はヒトの心で出来ているのです。
それは心の在り方は自分で決めることができるということ。
ピーターパンが空を飛ぶ時は楽しい事を思い出します。
聖夜に飛び交う天使達も、心が軽いから飛べるのかもしれませんね。
私も心を軽くして新年を迎えたいと思います。
そして、子どもの心が軽くなる保育を心掛けたいです。
今年一年、柳町園にご理解ご協力ありがとうございました。
素敵な新年をお迎えください。
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