年末ですね。今年も残すところ僅かになりました。
毎年書かれる京都清水寺の今年の一文字は『金』でした。
オリンピックの金メダルに沸き、金環日食に騒ぎ、ノーベル賞の金字塔という一年でした。
実はこの『金』という文字は2000年に一度使われているので、初めて2回目の使用になった文字です。前回もオリンピックイヤーで、金メダルを掛けて『金』つけられていました。この文字って、どうやって決められているか知っていますか?
実は漢字検定をしている日本漢字能力検定協会が、一般公募の中から一番多かった文字を今年の文字と決定しているのだそうです。つまり多数決のため過去に使われた文字がまた使われてしまったようなんです。
なんと・・・清水寺のお坊さんは、字を書いてるだけだったのか・・・。僕はてっきり高尚なお坊さんが、その一年を振り返って、もっとも相応しい一文字を考えられているのだと勝手に思っていました。無知とはお恥ずかしい限りです。
ちなみに、2位以降は順番に、『輪』『島』『領』『乱』『空』『政』『復』『輝』『国』でした。こうやってみると、2012年は金色に輝いた一年というよりも、どちらかといえば暗く大変な問題の方が多かった一年だったと読み取れてきますね。
日中韓の領土と外交問題、復興の遅れ、原発問題、円高、税と社会保障の一体改革、子ども園関連3法案・・・そして解散総選挙と、何だか最後の最後まで明るいニュースが少なく、バタバタとした印象を受ける一年でした。
ちなみに、昨年の1位は『絆』(震災)、10年は『暑』(猛暑)でした。まぁ2012年の文字が明るい未来を予感させてくれるような一文字となったことはうれしく思っています。
今年も一年ありがとうございました。
皆様にとって2013年の新しい一年が『金』以上の素敵な一年になることをお祈りいたします。
来年も子ども達と柳町園をよろしくお願いします。
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